補助金にはどんな種類がある?(補助金概論)
補助金、助成金、給付金や法認定。
それぞれの違いを簡単にまとめてみました。
※下表の補助金、助成金などの区別は法的に厳密に定められたものではないため、一般的な「通称」としての区分とお考えください。
内容 | 主な制度 | 担当(職域) | |
---|---|---|---|
補助金 | 事業に必要となる資金の一部を補助してもらえるものです。 国が創設する補助金の他、各自治体が様々な補助金を打ち出しています。 (その数、数千種類ともいわれています) 補助金によって異なりますが、設備投資をはじめ、広告宣伝費、調査費、外注費など様々な経費が対象となります。 ビジネスに大きく活用できるのですが、種類が多すぎて情報把握がむずかしいのが難点です。 原則として、ひとつの事業について複数の補助金をもらうことはできません。 | 小規模事業者持続化補助金、鳥取県産業成長応援補助金など | 主に行政書士 |
助成金 | 雇用、育成など人材活用にかかる費用を補助してもらえます。 主に厚生労働省が創設しており、ハローワークなどで情報を得ることができます。 | キャリアアップ助成金、トライアル雇用助成金など | 主に社会保険労務士 |
給付金 | 条件を満たすことで国や自治体からお金をもらえる制度です。 ふだんはあまり創設されませんが、コロナ禍では様々な給付金が用意されました。 | 持続化給付金、事業復活支援金など | 主に行政書士 |
法認定 | 国や自治体に事業計画を認めてもらうことにより、様々なメリットを得ることができます。 ケースバイケースではありますが、補助金との併用が可能な場合もあります。 | 経営力向上計画、経営革新計画など | 主に行政書士 |
あくまで個人的な意見ではありますが、経験上、国の補助金よりも鳥取県や鳥取市など地元自治体の補助金の方が使い勝手がよいように感じます。
担当者とのやりとりにおいても、地元自治体の職員は「なんとか地元を盛り上げたい」という意識で頑張っていらっしゃるため、審査も比較的早く、計画に多少の難点があったとしても解決に向けて親切に対応していただけることも多いです。
地元自治体の補助金はあまり聞いたことがない方も多いと思いますが、国に負けない魅力を持った補助金を、職員の方が情熱をもって創設していらっしゃいます。
当事務所では地元自治体の補助金を特におすすめしています。マイナーな補助金も多いため情報入手に苦労している事業所さんも多いと思いますが、当HPでできるだけ補助金情報をフォローしていきたいと思っています。
こちらのページに、おすすめの補助金をまとめてみました。参考にしてみてください。