事業復活支援金について(申請期限と不備ループ)

コロナで影響を受けた事業者を支援するための給付金「事業復活支援金」についてのお知らせです。

1.申請期限の延長について

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、当初2022年5月末日までだった申請期限が2022年6月17日まで延長されました。

申請がまだの方はお急ぎください。注意点は以下です。

申請は電子申請のみです。(紙ベースでの提出は不可)

電子申請全般について言えることですが、締め切り最終日は申請が殺到します。このため申請のためのwebページにアクセスさえできないという現象が起こることがあり、結果として締め切りに間に合わないことがあります。

電子申請は締め切りぎりぎりの作業は避ける、というのを覚えておいてください。

・事前確認は6月14日が締め切りです

申請そのものは6月17日までですが、申請の前準備として登録確認機関に必ず「事前確認」をしてもらわなければなりません。

この事前確認は6月14日が最終締め切りとなっています。14日を過ぎるとシステム上、事前確認の作業を行うことができなくなります。

「申請の準備、何をすればいいのかわからない」という方は、まず登録確認機関に電話をして事前確認の日時の予約を取ってください。

それを踏まえて、必要書類の案内もお願いすれば教えてもらえます。

当事務所も登録確認機関のひとつです。事前確認は無料で対応しています。土日対応できる場合もあります。お困りの方はご連絡ください。

2.不備ループ問題

「不備ループ」という言葉をご存知でしょうか。

国の家賃支援給付金や一時支援金で多発していたもので、今回の事業復活支援金でも発生している問題です。(数は以前より減っているようですが。)

申請内容に不備がある場合、通常は事務局から修正の通知が来ます。修正に対応し、それが認められると給付金が振り込まれるというのが通常の不備通知です。

一方、不備ループにはまってしまうと、修正しても修正しても不備通知が来つづけます。何か不備があって不備通知が来るのではなく、ほとんど嫌がらせのレベルでの定型文による不備通知です。

「ここが不備ですよ」と指摘してくれるのであればそこを修正すればよいのですが、ほとんど意味をなしていないような長文の定型メールで通知が来ます。botか何かが自動送信しているのではないか、と思わせるような内容で、事務局に問い合わせても要領を得ない回答ばかりです。

以前私が相談を受けた不備ループ問題では、過去の帳簿数百枚の添付を求められ、何とかそれに対応してもさらなる長文メールで意味不明の文書添付を延々と求められ続けるといったことがありました。

(数か月かけて何とか解決し、無事給付金は入金されましたが事業主さんも私も疲労困憊しました。)

国会でもたびたび取り上げられれている問題ではありますが、疲れ果てて申請をあきらめた事業主さんも出たと聞きました。

どういった事業者がどのような理由によって不備ループに巻き込まれるのかというのは明らかではありませんが、困窮している事業者への救済が目的であるはずの給付金でこういった問題が起こるのは個人的にも非常に腹立たしいです。

不備ループの解決法はいまだ確立されていませんが、もしお困りの鳥取の方がいらっしゃいましたら当事務所までご連絡ください。

できる限りの対応をさせていただきます。