雑記【11月13日】について

雨の日曜日ですね。こういう日は昼間のうちに買い物をして、夜は自宅でゆっくりされるという方も多いのではないでしょうか。

何の話だ?ってなるかもしれませんが、ちょっとだけイメージしてみてください。

ご自身が今夜のごはん当番だとします。家族に「何が食べたい?」と聞いたところ、「なんでもいいよ」と答えが返ってきました。そこであなたはスーパーに出かけて、豚肉や卵、パン粉やキャベツなどを買って帰ります。肉を溶き卵にくぐらせ、衣をつけて油で揚げ、とんかつを作りました。千切りキャベツもたっぷりと添え、とんかつソースはケチャップや洋辛子なども混ぜ合わせて特製のものを作りました。手間はかかりましたが、会心の自信作です。

「ごはんできたよー」と家族を呼びます。しかしキッチンに集まってきた家族が料理を見てこうつぶやきました。

「ええー、とんかつ? もっとあっさりしたものがよかったのに……」

「は?」ってなりますよね(笑)「あっさりしたのがいいんだったら、最初からそう言ってよ!」って。

最初に「何が食べたい?」って聞いたときに「なんでもいい」って答えておいて、あとからブツブツと文句を言われてはたまりません。なんでもいいと言ったのであれば、何を出されても文句をいわずに受け入れるのが当然です。

さて、本日2022年11月13日は、鳥取市議会議員選挙の告示日です。投票は来週20日(日)です。選挙は有権者の「意思」を示すほとんど唯一の機会なのですが、残念なことに国政においても地方自治においても、選挙の投票率はいつも低いです。

多くの人は選挙に行っていません。しかしこれは「国づくりや町づくり、どうする?」と政治家たちに聞かれて、「なんでもいい」と答えているのと同様なのではないでしょうか。

極論かもしれませんが、選挙に行かなかったのであれば、国づくり・町づくりに対する文句をいう権利を放棄したようなものだと言えます。税金が上がろうが、一部の人間だけが優遇される国になろうが、自分たちのこどもが苦しい思いをしようが文句は言えません。だって「なんでもいい」って言ったのですから。

私は個人的にいまの与党は好きではありませんが、ただそれを支持する人がいるのも分かります。しかし、選挙に行かないというのだけはあまりよいことではないと思います。

今は亡き筑紫哲也さんがこうおっしゃっているのを聞いたことがあります。

日本という国がどんどん悪くなっている。この影響を受けるのは未来のこどもたちだ。

未来のこどもたちに「お父さんお母さんは、日本がわるくならないためにどんなことをしてくれたの?」と聞かれたときに、「お父さんお母さんは何もしなかったよ。選挙にすら行かなかったんだよ」と答えるようではだめなのではないか。

言い回しは正確ではありませんが、だいたいこういう内容だったと記憶しています。

繰り返しますが、鳥取市議会議員選挙は本日13日告示、20日(日)が投票日です。明日から期日前投票もできます。有権者の意思を放棄することだけはやめましょう。

あと、本日11月13日は令和4年度行政書士試験の開催日でもありました。受験したみなさま、たいへんおつかれさまでした。新たに行政書士となるみなさまとお会いできることを楽しみにしています。